司法書士は難関資格のひとつとして知られていますが、合格すると幅広いフィールドで活躍できるといった大きな強みがあります。
収入の安定や独立開業などの選択肢も広がるため、キャリア形成において価値のある資格です。
本記事では司法書士有資格者のメリットや就職先・年収の目安について解説します。
目次
司法書士有資格者のメリット4つ
司法書士資格を取得すると、働き方やキャリアにおいてさまざまなメリットがあります。ここでは、代表的なメリットを4つご紹介します。
他資格やキャリアとの相乗効果を狙える
司法書士資格は法律に関する幅広い知識が身に着くため、弁護士などの関連資格を目指す際の土台となります。
行政書士など他資格との相乗効果も見込めます。実務に直結するスキルを磨くことで、キャリアの選択肢が広がります。
就職や転職で有利になる
司法書士の資格は専門性が高いため、年齢や社会人経験に関係なく、就職・転職活動を有利に進められます。
資格を持っているだけで一定の評価を得やすい点も魅力的です。
働き方を自由に選べる
司法書士は勤務形態・独立の有無・法人所属など働き方を柔軟に選べます。
詳しい就職先については後述しますが、ライフスタイルや目標に合わせたキャリア設計が可能であり、プライベートとの両立もしやすくなります。
収入が安定しやすい
司法書士資格は求められるニーズが一定であり、収入が安定しやすい傾向にあります。
年収の具体的な目安については、後述の見出しをご覧ください。
関連記事:司法書士補助者とは?仕事内容や難しいといわれる理由を解説
司法書士の主な就職先や働き方
司法書士の就職先や働き方は多岐にわたり、主な選択肢は以下の3つです。
- 司法書士事務所:勤務司法書士として雇用されて働く
- 独立開業司法書士:自身で開業して事業主として働く
- 一般企業勤務:一般企業の法務部などに所属して働く
司法書士事務所で働く場合、勤務司法書士として登記や書類作成業務が主な活動となります。
ここから独立して自分の事務所を開業すると、顧客から直接依頼を受け、相談からアフターケアまでを一貫して対応する必要があります。
また、一般企業の法務部などに所属することで、コンプライアンスや契約関連業務に従事する方法もあります。
関連記事:【40代・50代】司法書士の就職について|未経験から就職できるのか
司法書士有資格者の年収の目安
司法書士の年収は、勤務先によって大きく異なります。
具体的な年収は地域・経験年数・案件数などによっても大きく変動するため、あくまでも目安としてご覧ください。
| 働き方 | 平均年収の目安 | 備考 |
| 勤務司法書士 | 約390万~600万円 | 300万台後半が比較的多い。経験や役職で上限600万円以上も。 |
| 独立開業司法書士 | 約500万~1,000万円以上 | 個人差はあるが、2年目で1,000万円台を獲得している例もある。 |
| 法人勤務司法書士 | 約300万~400万円 | 企業求人の給与ベースは300万~350万円。若手・未経験者はこの水準が多い。 |

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まとめ
司法書士有資格者は、キャリアの幅を広げられるだけでなく、安定した収入や自由な働き方を実現できる資格です。
資格取得前であっても、補助者として実務経験を積みながら勉強することで、より強固なキャリア基盤を築くことができます。
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豊富な案件に携わることで、その後のキャリアを広げる足がかりになるでしょう。
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