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光陰矢のごとし

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時が流れるのは早いもので、今年ももうあと少しで終わろうとしています。歳を重ねるごとに、一年の過ぎていく速度がどんどん増していくように感じるのは、私だけではないと思います。
 この時の流れの感じ方について、先日こんな説明を聞きました。例えば、一歳になるこどもが過ごした一年は、一生のうちの1分の1、つまり人生のすべてですが、40歳の大人が過ごす一年は、40分の1、その人の人生のなかでの割合で考えると、一年はどんどん小さくなっていき、それだけ一年を短く早く感じるようになるのだというものです。

 ところで、年末年始はゆっくりと過ごすことができる貴重な時間かと思います。日頃はなにかと忙しくて、気になってはいるものの後回しにしているというようなことを、少しでも整理できるよい機会であると思います。じっくりと落ち着いて考え、しっかりと備えておかなければならないことを、この期間に是非棚卸しされてみてはいかがでしょうか。なかでも、相続に関すること、ご自身の財産をどのように引き継いでいけばよいのかということなどについては、私たちがお手伝いできることもたくさんありますので、お困りの際にはいつでもご相談ください。

 まだ早い、まだ大丈夫、と思っていると、あっという間に時間は過ぎていきます。歳を重ねるにつれて、一年はどんどん短くなっていくのですから。

(司法書士 伊藤忠彦/大阪事務所所長)
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